ハードディスクが物理的に損傷している場合と、ファイルシステムが論理的に不整合である場合がありますが、ツールによってそれぞれ、以下のような動作になります。
(1) バックアップ/リストア
ハードディスクの物理的な障害の場合は、通常バックアップもリストアもできません。
ファイルシステムに論理的な障害がある場合、バックアップ・リストアとも可能ですが、リストアした際はその論理的障害の状態がそのまま復元されます。しかし、障害の発生したファイルシステムを扱う場合、回復作業などで一部のデータが失われたり、より深刻なダメージを被ったりする可能性はありますので、これら回復作業を行う前に、とりあえず本ツールでバックアップしておくことは、安全上メリットのあることです。少なくともその時点の状態には何度でも復元できるからです。
ぶー太君を立ち上げても、ファイルシステムは停止状態であり、バックアップの実行により、論理的障害が悪化することはありません。
しかし、ハード的障害の場合は、ハードディスクドライブへのアクセスを試みることにより、状態が悪化する可能性はあります。
(2) ネットワークサルベージ
ハードディスクの物理的障害のときは、その障害の状況と程度により、またアクセスするパーティションやデータによって、読み出し可能な場合とそうでない場合があります。比較的重症の場合でも、ファイルサルベージに成功することはあります。
ファイルシステムの論理的損傷の場合も、読めなかったり正しくないデータが取得されたりすることがあり、これも状況次第です。ただし、当該ツールではディスクの内容に変更を加えることは一切ないため、ツールの実行により論理的な破損状態が悪化することはありません。
(3) クリーニングツール
物理的障害の場合は、エラーが少なければ正常に終了し、発生エラー数を報告します。一定数を超過すると、その時点でエラー終了します。
論理的障害については、問題なくクリーニングを実行し、データを消去することができます。 |